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| 主な舞の曲名と、能での使用曲目を纏めたものです。実際の舞台では単一の曲だけではなく、 アシライなどの曲も織り交ぜて一つの能の番組が出来上がります。中には、舞の曲が複数 使われている曲目も存在します。また、一つの能の曲目の中には小書きが付いたり、 能の流派に因って舞の曲が変わったり、更には舞の曲が入らない物もあります。 掲出したものは一部ですが、舞台を観賞される時の参考にして下さい。 |
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| 中之舞/序之舞/真ノ序之舞/男舞/神舞/盤渉早舞/黄鐘早舞/羯鼓/樂/神樂/乱/獅子/早笛/大癋/下り羽 | ||||||||||||||
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| 中之舞 |
大小鼓物◆熊野/松風/草紙洗小町/班女 | |||||||||||||
| 早き舞と静かなる舞との中間の位の舞。序之舞より早くしてそ | 雲雀山/船弁慶/紅葉狩 | |||||||||||||
| の上品さを減じ、男舞より静かにて優味を含めたるもの。 | 太 鼓 物 ◆右近/呉服/西王母/胡蝶 | |||||||||||||
| <ちゅうのまい> | 吉野天人/猩々 | |||||||||||||
| 序之舞 |
大小鼓物◆江口/千手/井筒/楊貴妃 | |||||||||||||
| 能の舞の中で最も静粛なる舞にて、三番目物の品位高き女性 | 采女/定家/芭蕉/東北/佛原 | |||||||||||||
| の舞である。 | 野宮/半蔀/身延/梅/二人静 | |||||||||||||
| 舞にかかる前に 「 序 」 という部分があり、舞の位が序の位で | 住吉詣/吉野静/木賊/夕顔 | |||||||||||||
| あることからこの名となった。 | 太 鼓 物 ◆羽衣/誓願寺/雲林院/小塩 | |||||||||||||
| <じょのまい> | 杜若/六浦/藤/遊行柳/葛城 | |||||||||||||
| 西行桜 | ||||||||||||||
| 老女之舞◆鸚鵡小町/檜垣/関寺小町 | ||||||||||||||
| 姨捨 | ||||||||||||||
| 真ノ序之舞 |
老松 /白楽天/雨月/放生川 | |||||||||||||
| 老神体が舞う荘厳な舞。舞は序の位で序之舞同様 「 序 」 の | ![]() |
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| 部分がある。 | ||||||||||||||
| しかしながら 「 序之舞 」 とは性格が異なり、力強い神の舞で | ||||||||||||||
| ある。 | ||||||||||||||
| <しんのじょのまい> | ||||||||||||||
| 男 舞 |
盛久/七騎落/木曽/春栄/芦刈/小督 | |||||||||||||
| 四番目物の現在人の舞で、直面の武人が舞う曲である。颯爽 | 小袖曽我/仲光/安宅 | |||||||||||||
| と力強く 祝言の心で舞うものである。 | ||||||||||||||
| <おとこまい> | ||||||||||||||
| 神 舞 |
高砂/弓八幡/難波/志賀/養老/淡路 | |||||||||||||
| 男体の神霊の舞う爽快に、しかも気品高き舞である。 | 代主 | |||||||||||||
| 祝言の心をもって位は急に、すがすがしく舞い囃す。 | |
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| <かみまい> | ||||||||||||||
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| 盤渉早舞 |
融/玄象/須磨源氏/海士/当麻 | |||||||||||||
| 五番目切能の幽霊物の舞で、男性と女性との両用がある。 | ||||||||||||||
| 男性は高貴高位の者の優雅な舞である。女性は仏教色の強 | ||||||||||||||
| い演目で、仏の功徳により成仏する者が舞うものである。 | ||||||||||||||
| 盤渉とは陰陽五行説にあてはめた五調子の一つで、最も調子 | ||||||||||||||
| の高い音である。木火土金水の水にあたり水に関係する演目 | ||||||||||||||
| に使われる。 | ||||||||||||||
| <ばんしきはやまい> | ||||||||||||||
| 黄鐘早舞 |
敦盛/生田敦盛/錦木/松虫 | |||||||||||||
| 盤渉早舞と区別する為に黄鐘を付けている。 | ||||||||||||||
| 面を懸けた男性の幽霊が舞うもので、高貴な平家の公達が舞 | ||||||||||||||
| うものと、名も無い身分の低い者が舞うものとがある。 | ||||||||||||||
| 黄鐘とは盤渉より一調子低く、舞の殆どがこの調子である。 | ||||||||||||||
| <おうしきはやまい> | ||||||||||||||
| 羯 鼓 |
自然居士/東岸居士/花月/放下僧/藤栄 | |||||||||||||
| シテ又は子方が帯の上辺りに結び付けたる羯鼓を両手に持ち | 望月 | |||||||||||||
| たる撥にて打ちながら舞う舞。 | ||||||||||||||
| 独特の旋律で華やかに、遊狂の気分で舞い囃す。 | ||||||||||||||
| <かっこ> | ||||||||||||||
| 樂 |
大小鼓物◆天鼓/富士太鼓/梅枝 | |||||||||||||
| 舞楽 ・ 雅楽に擬したる旋律の舞で、唐土物に用いられる。又、 | 太 鼓 物 ◆鶴亀/寝覚/大社/輪蔵/唐船 | |||||||||||||
| 舞楽を奏で御代を寿ぐ脇能や、長寿を願う脇能にも用いる。 | 東方朔/一角仙人/邯鄲/三笑 | |||||||||||||
| 扇子にて舞う物もあるが、唐団扇にて舞うのが本来である。 | 枕慈童 | |||||||||||||
| <がく> | |
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| 神 樂 |
三輪/龍田/巻絹/現在七面/鱗形/絵馬 | |||||||||||||
| 神舞が男体の神の舞に対し神樂は女体の神の舞で、女神体が | 内外詣/室君 | |||||||||||||
| 遊興的に舞う舞である。 | ||||||||||||||
| シテは弊を持って舞い(扇にて舞う事もあり)、笛の旋律は 「 お | ||||||||||||||
| かぐら 」 の旋律を擬したものである。 | ||||||||||||||
| <かぐら> | ||||||||||||||
| 乱 |
猩々/鷺 | |||||||||||||
| 猩々乱◆猩々の小書き。常は三段の中之舞であるが、替えて | ||||||||||||||
| 「 乱 」の舞とするもの。酒興に乗じ舞乱れるというも | ||||||||||||||
| ので、シテは 「 乱れ足 」 「 流れ足 」 という至難の型 | ||||||||||||||
| があり、囃子は特殊な唱歌で緩急をつけた重き秘曲 | |
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である。 | |||||||||||||
| 鷺 乱◆鷺の能に用いるもので、常時 「 乱 」 にする。白鷺が | ||||||||||||||
| 乱れ舞う様子を鷺乱としたものである。この曲も特殊 | ||||||||||||||
| な唱歌で重き秘曲である。 | ||||||||||||||
| <みだれ> | ||||||||||||||
| 獅 子 |
石橋/望月/内外詣 | |||||||||||||
| 獅子は石橋に用いられるもので、大変重き秘曲である。この場 | ||||||||||||||
| 合の獅子は仏法で言う架空の獣で、文殊菩薩の座の下にいる | ![]() |
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| という。牡丹の花に戯れ、豪快勇壮に舞狂う。 | ||||||||||||||
| 大変目出度い曲で祝言の能である。 | ||||||||||||||
| <しし> | ||||||||||||||
| 早 笛 |
竹生島/岩船/春日龍神/嵐山/賀茂 | |||||||||||||
| 龍神、神体、鬼などの登場の出囃子で威勢に富み、颯爽と演奏 | 小鍛冶/船弁慶/安達原 | |||||||||||||
| する。 | |
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| <はやふえ> | ||||||||||||||
| 大 癋 |
善界/鞍馬天狗/車僧/第六天 | |||||||||||||
| 天狗の登場に用いられる出囃子で、早笛を勇壮に力強くゆった | ||||||||||||||
| りとした速さで演奏する。 | ||||||||||||||
| この出囃子は早笛をさらに早くするものであるが、逆転の発想 | ||||||||||||||
| で重々しくしたものである。 | ||||||||||||||
| <おおべし> | ||||||||||||||
| 下り羽 |
猩々/大瓶猩々/西王母/吉野天人 | |||||||||||||
| 天女の登場や猩々の登場に用いられる出囃子で 「 渡り拍子 」 | ||||||||||||||
| ともいう。また、国栖の能ではこの下り羽にてツレ(天女)が舞 | ||||||||||||||
| を舞うこともある。 | ||||||||||||||
| <さがりは> | ||||||||||||||
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